息子 あのう、おとうさん、そろそろ、「あれ」をだしてほしいんですけど・・・
ちち どきっ、あ、「あれ」ってなぁに?
息子 ほら、ながいぼうがあって、うえのほうに、ちくわみたいなのが
ついてるものです。
ちち あ、わかった。「おでん」だね。ちょっと季節はずれぢゃないかい?
息子 ち、ちがいます。あのね、おさかなみたいな、ちくわみたいなのが、
そらを、およいだりするものです。
ちち ふーん、魚みたいなものねぇ。あ、ミグ21(旧ソ連の戦闘機)か?
いやいや、あれは、よく落ちて物騒だからなぁ。
息子 なんだか、あやしいですね。えーっとね、ぼうのさきにわ、ひかるものが
あって、くるくる、まわったりするものなんですけど。
ちち ふんふん、それはな、灯台とゆって、船の安全をね・・・
息子 あのう、おとうさん、もしかして、うちにわ、ないのでしょうか・・・
ちち そ、そんなことないぞ。ちゃんと、お前が生まれた時に、おじいちゃんから
もらったヤツが・・・がさごそ がさごそ あれっ?
息子 わーん わーん
そんな季節になりました。男の子(小3以下)のいるご家庭では、(小さいのでいいから)
どーぞ、鯉のぼりを出してあげて下さいね。←さもないと、誰かさんみたいに、ヒネくれた
おぢさんに育ってしまう場合があります。M.N
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